【環天頂アーク Circumzenithal Arc】
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| Halo Sky によるシミュレーション |
薄い六角板状の氷晶(氷の結晶)が水平に揃って浮かんでいる時に起こります。太陽高度が低いときに、六角板結晶の上面から入射した光が、屈折し側面から出ていきます。鉛直方向の屈折によって光は分光され、鉛直軸周りの結晶の向きによって変わる水平方向の屈折によってアークは水平方向に広がります。環水平アークとは同じ条件で、光の道筋が違うだけです。90°プリズムの屈折で起こるハロでは、環水平アークと共にもっとも良く見られるものです。とは言え内暈などよりはずっと発現頻度は少なくなります。
条件は太陽高度34°以下の時に限られ、アークは太陽の約46°上方で天頂を中心に弧を描きます。水平方向の広がりは方位角で108°です。
太陽高度が低いときにしか起こらないので、見られる時期は夏場は早朝か夕方、冬場は日中でも見られます。高い高度に現れるので、気がつかないことが多く、見過ごされてしまいます。幻日が出ているときは頭上にも目を向けるといいでしょう。波長による最小偏角の違いで分光するのではなく、屈折率の違いによって分光するので、色が混ざりにくくあざやかな虹色に見えます。ちなみに気象庁では「天頂環」と言うようです。