環水平アーク Circumhorizontal Arc】 


Halo Sky によるシミュレーション
(太陽高度 62°)
2000/7/29  10:30頃
尾瀬 中田代
← 拡大写真 2001/4/22   11:00頃
群馬県 大泉町
2005/5/11  12:50頃
乗鞍岳 (画像提供:Sugiさん)

薄い六角板状の氷晶(氷の結晶)が水平に揃って浮かんでいる時に起こります。太陽高度が高いときに、六角板結晶の側面から入射した光が、屈折し底面から出ていきます。鉛直方向の屈折によって光は分光され、鉛直軸周りの結晶の向きによって変わる水平方向の屈折によってアークは水平方向に広がります。環天頂アークとは同じ条件で、光の道筋が違うだけです。90°プリズムの屈折で起こるハロでは、環天頂アークと共にもっとも良く見られるものです。とは言え内暈などよりはずっと発現頻度は少なくなります。

条件は太陽高度58°以上の時に限られ、アークは太陽の約46°下方で水平に広がります。水平方向の広がりは方位角で108°ですが、なかなかそこまで広くは見えません。

太陽高度が高くにならないと起こらないので、見られる時期は東京の場合3月末〜9月中旬までです。ただし、低い高度に現れるので、発現した場合は見つけやすいです。波長による最小偏角の違いで分光するのではなく、屈折率の違いによって分光するので、色が混ざりにくくあざやかな虹色に見えます。上の写真の4/22のものは関東一円で見られ、彩雲と間違われて新聞記事となりました。ちなみに気象庁では「水平環」と言うようです。

 

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